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『進撃の巨人』が大人気な一方で、『推しの子』が叩かれる理由。

※『進撃の巨人』と『推しの子』の
最終話までのネタバレを含みます。

ネタバレOK、もしくは
どちらも最終話まで読んだ人のみ
この先を読み進めてください。

こんばんは、チャーリーです。

『進撃の巨人』と『推しの子』。

どちらも大人気マンガ・アニメですよね。

『進撃の巨人』に関しては
1億4000万部以上売れていて、
これは歴代10位らしいです。

(1位がワンピース、9位が鬼滅の刃)

一方、同じく大人気アニメの推しの子。

こちらも大人気である一方で、
かなり読者から叩かれてることを知ってましたか?

(ごく一部の人が叩いているとかではなく、
マンガアプリのコメント欄や
SNS上でかなり多くの人が
否定的なコメントを残していました。)

 

そこで今回は、
なぜ進撃の巨人が大人気である一方で、
推しの子が叩かれ・不評に終わってしまったのか?

その違いについて解説していこうと思います。

ビジネスに応用するにはどうすればいいか?
という話もするので、
ぜひ読んでみてください。

 

では早速、
この2つの作品の違いとはなんなのか?

それは、

目次

「納得のいく想定外な展開」を創り出せているかどうか

です。

「どういうこと?」

って感じですよね。

 

要は、
「読者の想定を超えた展開にできているか?」
「尚且つ、その展開に納得感があるか?」
ということです。

 

じゃあまず
「読者の想定を超えた展開にできているか?」
について。

これに関しては、
進撃の巨人も推しの子も素晴らしいですよね。

(どの立場で言ってんねんオマエ
って感じですが・・・w)

 

まず進撃の巨人では、
どんな想定外の展開を作っているかと言うと。

簡単に言うと、こんな流れです。

 

「これは人類と巨人の戦いの話かー」

「え!?エレン食われたんだけど!?
主人公死んだ!?」

「は!?エレンが巨人に!?なんで!?」

「巨人の正体は人間だと!?嘘だろ!?」

「えええええ、壁の外に人類いんのかよ!
敵は巨人じゃなくて世界中の人類!?」

「敵が世界だと思ってたら、
ラスボスが主人公だとぉぉぉおお!?」

 

こんな感じで、何回も何回も
想定外の展開になるんですよね。

 

想定外の展開を作るっていのは、
例えるなら

「予想外の方向から殴られる」

みたいなイメージです。

 

例えば、

頭を殴られると思って構えていたら
死角から別の人間に横腹を殴られた、
ってなったら、

構えてないから大ダメージ入るじゃないですか。

それと同じです。

 

「こんな展開になるんじゃね」
と構えていたところを、

全く想定外の展開が起きるから、
より衝撃が大きく、面白い。

キャプション

ちなみに、
想定外のことが起きた時に
人の感情は揺れ動かされます。

サプライズで何かお祝いをしてもらったら、
普通にお祝いしてもらうよりも
嬉しさが増しますよね?

それは予想外・想定外だから。

これを上手く使うと
人を簡単にファンにすることも
できてしまいます。

人を思い通りに動かすことも…。

このように、
人間の本質を理解しておくと
どんなことにも応用が効きます。

「𝕏アルゴリズムハック!」

みたいないつまで使えるか分からない
ノウハウと違って、
永遠に使える知識・技術です。

実際、進撃の巨人が連載していた頃、

「進撃の巨人って漫画が面白いよ!
始まってすぐ主人公が死んじまうの!」

みたいな感じで友達からおすすめされたんですよね。

確か中1の頃だった気がする。

 

「漫画が始まってすぐに主人公が退場する」
なんて、想定外すぎるじゃないですか。

(実際は死んでないけど、
リアルタイムで追ってた人からすると
「これはガチで死んだだろ」
という感じだった)

 

そんな感じで
読者の予想を超える展開を起こしてくるから、
めちゃくちゃ面白い。

 

では、『推しの子』の場合はどうでしょうか。

推しの子の1番の想定外ポイントは、
やはり「推しの子供に転生する」
という展開でしょう。

 

今はアニメ化もされて
かなり有名になっているので、

「推しの子は転生モノ」

ってのを、推しの子を見ていなくても
知っている人が多いと思います。

 

でも、まだアニメ化もされてなくて、
今ほど知名度がない時に読んだ人にとっては、
この展開は衝撃だったはずです。

(僕自身、衝撃でした。)

 

なぜ衝撃なのかって言うと、
「こういう物語だろ」と構えていたところを、
予想外の展開が襲ってきたからです。

 

まず「推しの子」というタイトル。

なんの予備知識もなしに見た人だったら、
「俺が推してるアイドルの女の子」
という意味で、普通は解釈しますよね。

 

ところがどっこい。

主人公の医者は早々に殺されてしまい、
「推しの子」というタイトルは

「推しの子ども」
という意味だったということが分かります。

 

この時点で僕は

「あ、推しの子って
そういう意味だったんかい!?」

となって、
一気に推しの子の世界に引き込まれました。

 

なのですが・・・

推しの子はその後も引き続き
想定外の展開を作るんだけど、

最終的に推しの子は
「なんでこんな結末にしたのか」
「本当にこれで良かったのか」
などとめちゃくちゃ叩かれることになってしまいます。

 

最初から最後まで
想定外の展開を起こしまくった進撃の巨人は
大絶賛で終わったのに、

両者の違いはいったい何なのか?

 

その違いこそが「納得感」です。

推しの子は
想定外の展開にすることはできても、
そこに納得感がなかった。

逆に、進撃の巨人は
想定外の展開を起こしつつも
ちゃんと納得感があった。

そこが大きな違いだと
僕は考えています。

 

まず、推しの子は
最終的にアクアが死んでしまいますが、
この展開に納得感がないんですよね。

「アクアが死ぬ必要あったか?」
「アクア死なずに上手くまとめることできたやろ」

みたいな。

 

そこに納得感がないから、
読者は困惑してしまった部分が
大きいと思います。

(それ以外にも「終わり方が雑」みたいな
批判コメントもありましたが・・・)

 

一方、進撃の巨人。

進撃の巨人も推しの子と同様に、
主人公が最後に死にます。

 

ですが、アクアの死とは違って、
エレンの死には納得感があるんですよね。

 

世界の国々と
そもそも話し合いができない状態だったから、
島の大切な仲間を守るために、
エレンは地鳴らしをするしかなかった。

(もちろん安楽死計画に乗るという
選択肢もありましたが、
エレンの性格的に、その選択を取るのは
あり得ないでしょう。

エレンの性格が最初から最後まで
一貫していたからこそ、
地慣らしをするという選択に
納得感があります。)

 

そして

・エレンが死ぬことで巨人のいない世界になる
・大量虐殺をした以上、
エレンが生き残るわけにはいかない

という2点の理由から、
エレンが死んでしまったことに納得感があります。

エレンが死なないといけない理由が
ちゃんとある
わけですね。

 

だから、進撃の巨人は想定外の展開を起こしても
読者にちゃんと受け入れられ、
大人気のまま終結しました。

 

要は。

面白いコンテンツを作るには、

・想定外の展開を作ること
・その展開にちゃんと納得感があること

この2つの条件が必要だということです。

 

では、これを
コンテンツビジネスで考えたらどうでしょうか。

まず、想定外の展開を作ること。

例えば

「東大に受かるには高校1年生の頃から
毎日10時間勉強しましょう」とか

「痩せるためには毎日10キロ走りましょう」とか

言ってたらどうでしょうか?

 

「いや、そりゃそうだろ」

としかなりませんよね。笑

当たり前、想定内すぎて
何も面白みがありません。

 

一方、こんなタイトルをつけたら
どうでしょうか?

「成人してから身長を10センチ伸ばす方法」

「カツ丼を食べて痩せる方法」

「クラス最下位から1日2時間の勉強で
慶應に受かった方法」

 

こんな感じのタイトルだと、

「え?何それ、そんなことできるの?
できるなら知りたい。」

という感じで、
興味が引かれます。

想定外だからです。

 

そしてもう1点大事なのが、
「納得感があること」。

どれだけ「何それ!?」とか「嘘だろ!?」
っていうタイトルを作ったところで、

その内容を論理的に説明できなければ
全く意味がありません。

(ただの釣りタイトルになってまうので、
信頼を失って、
もうコンテンツを見てもらえなくなります。)

 

例えば
「成人してから身長を10センチ伸ばす方法」
なら、

「現代人はスマホのせいで
姿勢が悪い人がほとんどです。

だからこそ、
猫背を治し、姿勢の歪みを治すことで、
個人差はありますが3〜8センチ程度は
伸びる人が多いんですよ。

姿勢の歪みを治すためには
こういうストレッチと筋トレが効果的で〜」

みたいに論理的な話ができると、

「なるほど!この人すげぇ!」

となってかなりファン化も進むし、
コンテンツ自体もかなり面白いものになります。

想定外かつ、ちゃんと納得できるからです。

 

そんな感じで、
進撃の巨人と推しの子からの学びを
ぜひ情報発信に活かしてみてくださいね。

 

・どうしたら読者さんの
想定外な内容にできるかな?
・どうしたらその内容を
論理的に説明できるかな?

こんなふうに考えると
面白いコンテンツができますよ。

それでは今日はこの辺で!

PS.

『推しの子』の最後の展開が
叩かれてますが、
僕個人としては普通に良かったです。

確かにルビーたちが立ち直っていく過程を
ダイジェスト的に描いていて
あっさりしすぎている感はあります。

 

ですが、
残されたキャラクターたちの

「辛いことがあっても、
前を向いて進んでいく姿」

はすごくかっこいいと思いました。

 

なんて言うんだろうな。

苦しみを”乗り越えて”
前を向いているんじゃなくて。

アクアが死んじゃって、
今も、これからもずっと苦しい。

この苦しみを
乗り越えるなんて無理。

それでも、歯を食いしばって
前に進んでいこう。

そういう姿が
かっこいいと思いました。

 

僕自身、ビジネスで成果が出ないことが
辛くて足が止まってしまったことがあって。

それでも諦められず、
成果が出ないうちはずっと苦しいんだけど、
それでも一歩一歩前に進もう。

そういう思いで
ビジネスをやっていたので、
共感するところがありました。

 

あなたは今ビジネスをやっていて
辛いですか?苦しいですか?

成長するにはどうしても
辛いこと、苦しいことが付きまといますよね。

でも、僕は
苦しみながらも歯を食いしばって
前に進んでいく人は
すごくかっこいいと思います。

ぜひ自分を褒めてあげてくださいね。

ではでは!

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